P2204 は OBD-II トラブル コードで、「NOx センサー回路断続 (バンク 1 センサー 1)」を表します。このコードは、エンジン コンピューター (PCM) がバンク 1、センサー 1 の NOx センサー回路で断続的な障害を検出したときに設定されます。
NOx センサーは、ディーゼル エンジンからの窒素酸化物 (NOx) 排出量を削減するのに役立つ排出センサーの一種です。NOx はスモッグや酸性雨の原因となる有害なガスです。NOx センサーは、排気ガス中の NOx 濃度を測定することで機能します。PCM はこの情報を使用して、エンジンの燃料と空気の混合比を調整し、NOx 排出量を削減します。
PCM が NOx センサー回路の断続的な障害を検出すると、P2204 が設定され、チェック エンジン ライトが点灯します。このコードは、次のようなさまざまな原因で発生する可能性があります。
- NOxセンサーの故障
- 損傷したNOxセンサー配線ハーネス
- 緩んだまたは腐食したNOxセンサーコネクタ
- PCMの問題
P2204 が設定されている場合は、できるだけ早く車両を診断して修理することが重要です。P2204 コードが表示された状態で運転すると、エンジンが損傷し、排出量が増加する可能性があります。
P2204 の症状の一部を以下に示します。
- チェックエンジンライトが点灯
- エンジンの失火
- 燃費の低下
- 排気ガスから黒煙が出る
- エンジン出力低下
これらの症状のいずれかが発生している場合は、資格のある整備士に車両を診断してもらうことが重要です。